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先日、妻の実家にいる愛犬マロンが天国へと旅立ちました。

命日にあたる日の朝に義母からマロンが亡くなったかもしれない、との連絡があり、妻と二人で急いで実家へ向かいました。そこには憔悴してぐったりとはしているものの、かろうじて呼吸をし、脈を打っているマロンの姿がありました。義母、姪、妻と一緒にすぐに動物医療センターに連れていき、検査と点滴をしてもらいましたが、腎臓の状態がとても悪く、もう長くはもたないだろうと説明を受けました。実家に連れて帰ると、私はアキュスコープで喉元の迷走神経や腹部を中心に治療を行いました。すると、眼に輝きが戻り、呼吸状態が改善し、穏やかな表情になったように感じました。それから2時間ほどはマロンを囲んで、義父、義妹も加わって、家族みんなでお昼ご飯を食べたり、マロンの昔話に花を咲かせました。すると、その日は全く動かせなかった首を自身で動かして家族のひとりひとりに話しかけるように顔を向けてくれました。その直後にほんの数回あえぎ呼吸を繰り返し、妻の腕の中で静かに息を引き取ったのです。(享年18歳)

私の主観にはなりますが、アキュスコープが最後に命の光を灯してくれたように思えてなりません。

「愛犬マロンに合掌」